滋賀県彦根市の司法書士・FP事務所 司法書士法人おうみアット法務事務所/債務整理・相続・離婚・会社設立・不動産登記

家賃滞納

賃借人が数ヵ月も家賃を滞納している場合,賃貸人は契約を解除し,家屋の明渡し請求をすることができます.それまでの滞納家賃についても,同じ訴訟の中で請求することができます。

賃借人の多くは、一度家賃を延滞するとずるずると延滞してしまい、法的手続きに早期に着手しなければ、滞納家賃の回収不能に陥ることがよくあります

家賃滞納をしているからといって、一方的に契約を解除することはできません。万が一、一方的に契約を解除してしまうと、違法行為になってしまいます。
そうならないためにも、しっかりとした法的手続きにのっとって、解決していく必要があります。

家賃滞納の問題を解決するには以下の手順を踏む必要があります。
  
 家賃滞納問題解決の流れ.PNG

強制執行まで至る例はそれ程多くは無いですが、強制執行まで至った場合は費用等が予想外に掛かります。早期に法的手続きをとらなかった場合、回収不可能な額まで家賃滞納が進み、滞納者が引っ越し料金を捻出できない状況に陥いる可能性があり、そうした場合には往々にして、強制執行まで滞納者が居座るということがあります。





【家賃滞納トラブルと解決事例】

以下に家賃滞納問題のトラブル事例とその解決方法を示します。

家賃滞納について 22ヶ月分,約84万ほど滞納してる方がいます。入退去,家賃管理等を依頼してる不動産屋が強制退去など相手に不利になってしまう恐れがあったため、ここまできてしまいました。

借主の勤める会社の社長とは知り合いで,本人は給料もしっかりもらってるとの事。

お金を持ってないわけではないらしいのですが,全く払わないのです。保証人は借主の父親で,現住所等は契約書に記載してあるが,保証人も払いそうもありません。本人自体も内容証明等が通用するような人間ではないようです。
退去させ,家賃回収したいのですがどうしたらいいでしょうか? 

住人を退去させ、家賃回収したいとの事ですが、1日も早く訴訟するべきです。

関係書類持参の上、簡易裁判所に行って窓口の方にご相談の上、手続きを行ってください。司法書士等の専門家にご相談頂ければ費用はかかりますが、解決できる案件です。
ちなみに普通に対応しても、多く見積って滞納発生後、半年で解決できる案件です。

問題が長期化し、家賃の回収はおろか、住人の撤去費用まで支払うといった最悪の状況に陥らないためにも、早期の段階で専門家にご相談ください。



上記のような例もあり、家賃滞納の問題は、ただでさえ、家賃滞納で収益が減少している上に、これ以上、お金や時間を掛けるのはばかばかしい、という気持ちもあろうかとは思います。
しかし、滞納額が増えれば増えるほど回収率が悪くなる可能性が高いのです。家賃滞納者の対応によって柔軟に対応していく必要がありますので、早い段階で司法書士などの専門家にご相談することをお勧めいたします。

 

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